【19通貨ペア】最安値、最高値、変動幅を23年間のデータまとめました

年間平均変動幅：1,612pips

USD/JPYは、年間平均1,612pips、日本円だと16.12円変動します。AUDやNZDとあまり変わらないので、以外と小さいなという印象です。

1998年の金融危機では、ドルが大暴落し、それが最大値となっています。2000年代だけを考えれば、平均は15円くらいで、リーマンショックの2008年に25円下落しました。

USD/JPYが120円以下であれば、15円から20円の下落に耐えられる設定なら安心だと言えます。

年間平均変動幅：2,250pips

EUR/JPYは、年間平均2,250pips、日本円だと22.5円変動します。リーマンショックの2008年に最大で56円下落しました。やはりユーロは変動幅が大きいです。

直近5年では20円くらいの変動幅ですし、ユーロが120円以下の安値圏であれば、20円の下落に耐えられる設定ならしばらく安心だと言えます。ユーロが135円以上の場合は、30円以上は必要だと思います。

年間平均変動幅：1,723pips

AUD/JPYは、年間平均1,723pips、日本円だと17.2円変動します。リーマンショックの2008年に最大で50円下落しました。

AUD/JPYはレートが安いわりに変動幅が大きいです。そのおかげでよく稼ぐ通貨として自動売買で人気のある通貨なのですが。相場が円高になってクロス円が下落するようなとき、下落幅が他の通貨より大きいので要注意通貨ペアです。

2020年のコロナショック時には、59.19円まで下落しました。1レートが60円まで耐えられる設定ならしばらく安心だと言えます。85円以上であれば20円以上の下落に耐えられる設定が損切りされにくいと思います。

年間平均変動幅：1,524pips

NZD/JPYは、年間平均1,524pips、日本円だと15.2円変動します。リーマンショックの2008年に最大で40円下落しました。

ニュージーランドドルは、豪ドルより変動幅は小さいです。リーマンショックの時の下落幅も10円違います。豪ドルよりも狭い幅で運用できるため、運用資金も節約できます。しかしその分、利益も少なくなります。

年間平均変動幅：3,161pips

GBP/JPYは、年間平均3,161pips、日本円だと31.6円変動します。メジャーな通貨ペアの中で一番変動幅が大きいと言えます。リーマンショックの2008年に最大で93円下落しました。

大きく稼げる通貨ペアですが、設定する下落幅も大きいので多くの資金が必要になります。最低でも30円以上の下落幅は必要ではないでしょうか。

年間平均変動幅：1,640pips

CAD/JPYは、年間平均1,640pips、日本円だと16.4円変動します。リーマンショックの2008年に最大で43円下落しました。

変動幅のサイズで言えば、カナダドルは豪ドルとニュージーランドドルの間くらいのポジションです。レートが85円以下であれば15円の下落に耐えられる設定で十分かと思います。90円以上の場合は、損切幅は20円以上が安心できます。

年間平均変動幅：1,695pips

CHF/JPYは、年間平均1,695pips、日本円だと16.9円変動します。

スイスフランは本来変動幅の小さい通貨ペアなのですが、2015年のスイスショックで大変動が起こりました。スイス政府が大量のスイスフランの買戻しを行ったので、115円から165円までたった1日で大暴騰しました。これは異常なことで、こんなことは二度と起きてほしくないです。

平常時は15円幅くらいをみておけばいいと思います。しかし安心のできない通貨ではあります。

年間平均変動幅：370pips

ZAR/JPYは、年間平均370pips、日本円だと3.7円変動します。南アフリカランドは、レートが安いので、変動幅をそのまま他の通貨と比較することはできません。

新興国通貨は、表のように長期的に下落傾向にあるので、どこまで下がるか予想しずらい通貨ペアです。取引するならレバレッジを効かせすぎず、最悪1円くらいまで下落しても大丈夫な運用をおすすめします。

年間平均変動幅：1,432pips

TRY/JPYは、年間平均1,432pips、日本円だと14.3円変動します。トルコリラはまさに長期的に下落傾向にあるので、どこまで下がるか予想しずらい通貨ペアです。

2003年以前はレートが100円以上あり、参考にならないので省いています。過去と現在のレートがかけ離れているので、年間平均変動幅はあまり有効ではないかもしれません。取引するならレバレッジを効かせすぎず、最悪1円くらいまで下落しても大丈夫な運用をおすすめします。

年間平均変動幅：1,840pips

EUR/USDは年間平均1,840pips変動します。最大変動幅も3,711pipsでUSDJPYと同じくらいでした。もっと変動幅が大きい印象ですか、ここ数年は特に変動幅が小さくなってきています。2,000pipsくらいの下落に耐えられる設定が損切りされにくいと思います。

年間平均変動幅：1,493pips

AUD/USDは年間平均1,493pips変動します。AUD/JPYと比較すると変動幅は小さいです。1,500pipsくらいの下落に耐えられる設定が損切りされにくいと思います。

年間平均変動幅：1,325pips

NZD/USDは年間平均1,325pips変動します。変動幅が小さくて、少ない資金での自動売買にはおすすめの通貨ペアです。

年間平均変動幅：2,121pips

GBP/USDは年間平均2,121pips変動します。ポンドペアなので変動幅が大きいですが、GBP/JPYと比べると変動幅は小さめです。

年間平均変動幅：2,705pips

EUR/AUDは年間平均2,705pips変動します。メジャーな通貨の中ではGBPJPYに次いで二番目に変動幅が大きい通貨ペアです。しばらく損切りなしで運用するためには2,500pips以上は必要だと思います。

年間平均変動幅：929pips

EUR/GBPは年間平均929pips変動します。メジャーな通貨の中で一番変動幅が小さい通貨ペアです。リーマンショックやユーロ離脱問題などでヨーロッパ通貨が荒れなければ、1,000pips以内の変動幅です。

現在は非常に高値圏にいるので、買いの自動売買なら損切り設定も2,000pips以上に広くしないといけませんが、売りで運用する場合、1,000pipsくらいの上昇に耐えられる設定であれば損切りされにくいと思います。

年間平均変動幅：1,660pips

USD/CADは年間平均1,660pips変動します。平均変動幅はUSD/JPYと同じくらいですが、大きいトレンドを形成すると上がり続けたり、下がり続けたりする傾向があり、自動売買では買いと売りの方向を間違えると危険な通貨ペアでもあります。

1,500pips以上の変動に耐えられる設定であれば損切りされにくいと思います。

年間平均変動幅：1,968pips

USD/CHFは年間平均1,968pips変動します。2015年のスイスショックの影響をうけて、2015年が最大の変動幅、4,635pipsになっています。

2015年を除くとここ数年は、年間で1,000pipsくらいの小さい変動幅になっています。スイス政府の介入がなければ、少い資金で自動売買できる通過ペアです。

年間平均変動幅：1,277pips

AUD/NZDは年間平均1,277pips変動します。EUR/GBPについで変動幅が小さいペアです。現在は安値圏にいるので、買いの自動売買であれば、1,000pipsの下落に耐えられる設定で損切りされにくいと思います。

年間平均変動幅：2,245pips

EUR/CADは年間平均2,245pips変動します。2,000pips以上の変動に耐えられる設定であれば損切りされにくいと思います。