FX自動売買を運用するときに
いくら下がったらロスカットされるの?
ロスカットされないためにいくら必要なの?
というのはよくある悩み。
その悩みを解決するために、必要証拠金、証拠金維持率、ロスカットレート、含み損などが計算できるシミュレーションツールを作りました。
対円通貨だけでなく、外貨ペアや売りの自動売買にも対応しています。自分で計算したい人のために、自由に計算できるエクセルデータも配布しています。
目次
- 数字は半角でカンマは使用しないで入力してください。
- レバレッジは25倍で計算しています。
- ロスカットルールは証拠金維持率100%で計算しています。
- このツールはオリジナルで作成したものです。証券会社等が提供するツールと計算結果に多少のずれが生じることがあります。
- 数値は概算値で、目安として活用するものであって、取引での利益や損失を出さないことを保証するものではありません。
【自動売買用】必要証拠金の計算ツール
自動売買に特化した証拠金計算ツールです。自動売買の情報を入力することで、必要証拠金の合計金額がわかります。
自動売買では、スタートするレートから一定間隔で複数の注文を出します。その注文がすべて成立した状態での必要証拠金の合計を計算します。
証券会社によって必要証拠金額を独自で定めているところもありますので、計算結果は目安としてご活用下さい。
【必要証拠金の計算方法】
必要証拠金 = レート × 通貨数量 × 0.04
買い自動売買の必要証拠金
自動売買の設定項目を①~④まで入力してください。スタートレートから設定した間隔で買い下がっていく自動売買の必要証拠金を計算します。
①スタートレートは、注文レートで一番高値のレートを入力してください。
②間隔は、注文を出す間隔で、単位はpipsです。20銭間隔なら20、1円間隔なら100と入力してください。
③本数は、注文を出す本数です。
④通貨数量は、1本の注文で買う数量です。1,000通貨なら1000、10,000通貨なら10000と1000単位で入力してください。(1ロットは10,000通貨、0.1ロットは1,000通貨です。)
自動売買の設定項目を①~⑤まで入力してください。スタートレートから設定した間隔で買い下がっていく自動売買の必要証拠金を計算します。
外貨同士の通貨ペアの場合、「分母になる通貨の対円レート」が必要です。例えば、AUD/USDの必要証拠金を計算する場合、分母の対円レートはUSD/JPYのレートです。
①スタートレートは、注文レートで一番高値のレートを入力してください。
②間隔は、注文を出す間隔で、単位はpipsです。(1pips=0.0001ドル/1pips=0.0001ユーロ)
③本数は、注文を出す本数です。
④通貨数量は、1本の注文で買う数量です。1,000通貨なら1000、10,000通貨なら10000と1000単位で入力してください。(1ロットは10,000通貨、0.1ロットは1,000通貨です。)
⑤分母通貨の対円レートは、AUD/USDで計算する場合はUSD/JPYのレートです。USD/JPYが110円なら110と入力します。
売り自動売買の必要証拠金
自動売買の設定項目を①~④まで入力してください。スタートレートから設定した間隔で売り上がっていく自動売買の必要証拠金を計算します。
①スタートレートは、注文レートで一番安値のレートを入力してください。
②間隔は、注文を出す間隔で、単位はpipsです。20銭間隔なら20、1円間隔なら100と入力してください。
③本数は、注文を出す本数です。
④通貨数量は、1本の注文で買う数量です。1,000通貨なら1000、10,000通貨なら10000と1000単位で入力してください。(1ロットは10,000通貨、0.1ロットは1,000通貨です。)
自動売買の設定項目を①~⑤まで入力してください。スタートレートから設定した間隔で売り上がっていく自動売買の必要証拠金を計算します。
外貨同士の通貨ペアの場合、「分母になる通貨の対円レート」が必要です。例えば、AUD/USDの必要証拠金を計算する場合、分母の対円レートはUSD/JPYのレートです。
①スタートレートは、注文レートで一番安値のレートを入力してください。
②間隔は、注文を出す間隔で、単位はpipsです。(1pips=0.0001ドル/1pips=0.0001ユーロ)
③本数は、注文を出す本数です。
④通貨数量は、1本の注文で買う数量です。1,000通貨なら1000、10,000通貨なら10000と1000単位で入力してください。(1ロットは10,000通貨、0.1ロットは1,000通貨です。)
⑤分母通貨の対円レートは、AUD/USDで計算する場合はUSD/JPYのレートです。USD/JPYが110円なら110と入力します。
証拠金維持率の計算ツール
証拠金維持率は、必要証拠金に対する有効証拠金の割合のことです。有効証拠金は口座残高と含み損益を合計したものです。
証拠金維持率は、ロスカットの目安になる数字です。取引する会社ごとに「証拠金維持率が〇%まで下がるとロスカットする」というルールが決められています。
証拠金維持率100%まで下がるとロスカットというのが一般的です。
証拠金維持率250%以下になったら危険ゾーンと認識したほうがいいです。
【証拠金維持率の計算方法】
証拠金維持率 = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100
ロスカットレートの計算方法
ロスカットレート計算ツールの前に、計算方法を解説します。
計算方法
ポジション平均レート ±(運用資金 – 必要証拠金)÷(ロット数 × 10,000)
計算方法の考え方を解説。
まず、運用資金、ポジション数、ポジション平均レートから、いくら変動するとロスカットになるか計算します。
「買い」の場合は平均レートからその値段だけ下がったらロスカット。
「売り」の場合は平均レートからその値段だけ上がったらロスカットです。
計算例
運用資金:50万円
ポジション数:2ロット 買い
平均レート:108円
108 -(500,000 - 必要証拠金)÷ 20,000 = ロスカットレート
このような計算が以下のツールを使えば自動で計算できます。
【自動売買用】ロスカットレートの計算ツール
自動売買に特化したロスカットレートの計算ツールです。自動売買の情報を入力することで、いくらになるとロスカットされるのかシミュレーションできます。
設定した注文すべてが成立している状態で含み損や証拠金を計算し、証拠金維持率100%になるレートを算出しています。
本数を1本で計算すれば、自動売買ではなく単体ポジションのロスカットレートも計算できます。
こんな時に活用!
自動売買をスタートする時、いくらでロスカットになるか事前にチェックしたい。
自分の考えたプランが、〇〇円までの下落に耐えるためにいくら必要か試算したい。
買い自動売買のロスカットレート
自動売買の設定項目を①~⑤まで入力してください。スタートレートから設定した間隔で買い下がっていく自動売買のロスカットレートを計算します。
入力後「下限レートを算出」ボタンで、注文で一番安値のレートが出ます。ロスカットレートは下限レートより下である必要があります。
入力する運用資金が少なすぎると、注文した本数が成立しないため、正しく含み損が計算できず、ロスカットレートは注文より高いレートで計算されてしまいます。含み損や証拠金を正確に計算するために、ロスカットレートが下限レートより小さくなるよう設定を入力してください。
①~④は必要証拠金の計算と同様です。
⑤の運用資金は、自分の予算を入力してください。必要証拠金以上は必要です。
【ロスカットレートが下限レートより大きい場合】
運用資金が不足しているので注文数はすべて成立しません。運用資金を増やすか、本数や数量を減らしてください。
【ロスカットレートが下限レートより小さい場合】
問題ありません。入力した設定・運用資金でロスカットレートまでは自動売買を運用できます。
自動売買の設定項目を①~⑥まで入力してください。スタートレートから設定した間隔で買い下がっていく自動売買のロスカットレートを計算します。
入力後「下限レートを算出」ボタンで、注文で一番安値のレートが出ます。ロスカットレートは下限レートより下である必要があります。
入力する運用資金が少なすぎると、注文した本数が成立しないため、正しく含み損が計算できず、ロスカットレートは注文より高いレートで計算されてしまいます。含み損や証拠金を正確に計算するために、ロスカットレートが下限レートより小さくなるよう設定を入力してください。
①~⑤は必要証拠金の計算と同様です。
⑤分母通貨の対円レートは右側の通貨の対円レートです。例えば、AUD/USDならUSD/JPYのレートです。USD/JPYが110円なら110と入力します。
⑥の運用資金は、自分の予算を入力してください。必要証拠金以上は必要です。
【ロスカットレートが下限レートより大きい場合】
運用資金が不足しているので入力した注文数はすべて成立しません。運用資金を増やすか、本数や数量を減らしてください。
【ロスカットレートが下限レートより小さい場合】
問題ありません。入力した設定・運用資金でロスカットレートまでは自動売買を運用できます。
売り自動売買のロスカットレート
自動売買の設定項目を①~⑤まで入力してください。スタートレートから設定した間隔で売り上がっていく自動売買のロスカットレートを計算します。
入力後「上限レートを算出」ボタンで、注文で一番高値のレートが出ます。ロスカットレートは上限レートより上である必要があります。
入力する運用資金が少なすぎると、注文した本数が成立しないため、正しく含み損が計算できず、ロスカットレートは注文より低いレートで計算されてしまいます。含み損や証拠金を正確に計算するために、ロスカットレートが上限レートより大きくなるよう設定を入力してください。
①~④は必要証拠金の計算と同様です。
⑤の運用資金は、自分の予算を入力してください。必要証拠金以上は必要です。
【ロスカットレートが上限レートより小さい場合】
運用資金が不足しているので注文はすべて成立しません。運用資金を増やすか、本数や数量を減らしてください。
【ロスカットレートが上限レートより大きい場合】
問題ありません。入力した運用資金、設定でロスカットレートまでは自動売買を運用できます。
自動売買の設定項目を①~⑥まで入力してください。スタートレートから設定した間隔で売り上がっていく自動売買のロスカットレートを計算します。
入力後「上限レートを算出」ボタンで、注文で一番高値のレートが出ます。ロスカットレートは上限レートより上である必要があります。
入力する運用資金が少なすぎると、注文した本数が成立しないため、正しく含み損が計算できず、ロスカットレートは注文より低いレートで計算されてしまいます。含み損や証拠金を正確に計算するために、ロスカットレートが上限レートより大きくなるよう設定を入力してください。
①~⑤は必要証拠金の計算と同様です。
⑤分母通貨の対円レートは右側の通貨の対円レートです。例えば、AUD/USDならUSD/JPYのレートです。USD/JPYが110円なら110と入力します。
⑥の運用資金は、自分の予算を入力してください。必要証拠金以上は必要です。
【ロスカットレートが上限レートより小さい場合】
運用資金が不足しているので注文はすべて成立しません。運用資金を増やすか、本数や数量を減らしてください。
【ロスカットレートが上限レートより大きい場合】
問題ありません。入力した運用資金、設定でロスカットレートまでは自動売買を運用できます。
【自動売買用】最大含み損の計算ツール
自動売買に特化した最大含み損の計算ツールです。自動売買の情報を入力することで、設定したレートで含み損の合計がいくらになるのかシミュレーションできます。
設定した注文すべてが成立している状態での含み損の合計を算出しています。
こんな時に活用!
いくら用意するか計算するために最大含み損が知りたい。
どれくらいのマイナスを抱えるリスクがあるのか、運用を始める前に知っておきたい。
買い自動売買での最大含み損
自動売買の設定項目を①~⑤まで入力してください。スタートレートから設定した間隔で買い下がっていく自動売買の最大含み損を計算します。
「⑤設定レート」には含み損を計算したいレートを入力してください。
入力後「下限レートを算出」ボタンで、注文で一番安値のレートが出ます。
①~④は必要証拠金の計算と同様です。
⑤の設定レートは、含み損を計算したいレートを入力してください。
「設定レート」が「下限レート」より大きい場合は、含み益と含み損の合計になります。
自動売買の設定項目を①~⑥まで入力してください。スタートレートから設定した間隔で買い下がっていく自動売買の最大含み損を計算します。
「⑥設定レート」には含み損を計算したいレートを入力してください。
入力後「下限レートを算出」ボタンで、注文で一番安値のレートが出ます。
①~⑤は必要証拠金の計算と同様です。
⑤の分母通貨の対円レートは右側の通貨の対円レートです。例えば、AUD/USDならUSD/JPYのレートです。USD/JPYが110円なら110と入力します。
⑥の設定レートは、含み損を計算したいレートを入力してください。
「設定レート」が「下限レート」より大きい場合は、含み益と含み損の合計になります。
売り自動売買での最大含み損
自動売買の設定項目を①~⑤まで入力してください。スタートレートから設定した間隔で売り上がっていく自動売買の最大含み損を計算します。
「⑤設定レート」には含み損を計算したいレートを入力してください。
入力後「上限レートを算出」ボタンで、注文で一番高値のレートが出ます。
①~④は必要証拠金の計算と同様です。
⑥の設定レートは、含み損を計算したいレートを入力してください。
「設定レート」が「上限レート」より小さい場合は、含み益と含み損の合計になります。
自動売買の設定項目を①~⑥まで入力してください。スタートレートから設定した間隔で売り上がっていく自動売買の最大含み損を計算します。
「⑥設定レート」には含み損を計算したいレートを入力してください。
入力後「上限レートを算出」ボタンで、注文で一番高値のレートが出ます。
①~⑤は必要証拠金の計算と同様です。
⑤の分母通貨の対円レートは右側の通貨の対円レートです。例えば、AUD/USDならUSD/JPYのレートです。USD/JPYが110円なら110と入力します。
⑥の設定レートは、含み損を計算したいレートを入力してください。
「設定レート」が「上限レート」より小さい場合は、含み益と含み損の合計になります。
リスク試算表のダウンロード
上記の計算ツールをすべてまとめた「リスク試算表」のエクセルデータを配布中。エクセルの計算式が苦手な方でも、入力欄に必要な数値を入れることで、自動で計算してくれます。
リピート系の自動売買を複数運用して管理するためには、シミュレーションツールで一度計算するだけでは、不十分です。計算結果は手元に残して、いつでも見れる状態で管理した方がいいと思います。
リスク試算表を使うと以下のシミュレーションができますよ!
【損切り設定ありの自動売買】での必要資金の計算シミュレーション
【損切り設定なしの自動売買】でのロスカットレートのシミュレーション
対円通貨ペア、外貨同士のペアをそれぞれシートに分けて作成してあります。
リスク試算表でわかること
- 必要証拠金
- ポジションの平均レート
- 上限・下限レート
- ロスカットレート
- ロスカットレートでの含み損
- 設定した損切り幅での含み損
- 設定した損切り幅で、運用にいくら必要か
- ポジションごとの損切りレート
- ポジションごとの必要証拠金
- ポジションごとの含み損
- 対円通貨ペア、外貨同士のペアでも試算できます
- 買い、売り、どちらでも試算できます
【エクセルのサンプルイメージ】
【エクセルのサンプルイメージ】
このリスク試算表は、リピート系自動売買での試算表です。損切りのやり方、必要資金の計算方法などは、私の自動売買のやり方に基づいて作成しています。すべての人のFX自動売買に適合するわけではないことをご了承の上でご活用ください。
数値は概算値で、目安として活用するものであって、取引での利益や損失を出さないことを保証するものではありません。
【CFD用の「リスク試算表」のエクセルも配布しています】