トライオートETF

トライオートETF【一般消費財株】の運用(運用停止中)

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一般消費財株

一般消費財セレクト・セクター SPDR® ファンド(以後、一般消費財株)は、人々の生活を豊かにするサービスを提供する企業で構成されているETFです。アマゾン、ウォルトディズニー、スターバックスなどの馴染みのある有名企業が含まれています。一般消費財株ETFの自動売買設定や運用成績を紹介していきます。

一般消費財セレクト・セクター SPDR® ファンドの自動売買ができるのはインヴァスト証券のトライオートETFです。

一般消費財株の20年長期チャート

一般消費財株長期チャート

(単位:米ドル)

一般消費財株の長期での動きは、リーマンショック時に61%ほど大きく下落した以外は、ほぼ右肩上がりの上昇トレンドです。

そして2020年のコロナショックでは約1か月で38%急落しました。

しかし、長期チャートを見るとわかりますが、そんなリーマンショックやコロナショックを経験しても一般消費財株は右肩上がりに上昇しています。あっという間にコロナショック前の高値を更新しました。

一般消費財株はどれくらい変動するのか

ETFの自動売買をするときに、運用するETFがどれくらい下落するのか知っておくと便利です。リスク管理で必要資金を計算するために、いくらの下落に耐えられる設定にするかを考える必要があるからです。

一般消費財株は、約20年間で大きい下落は5回ありました。その時の下落幅は表の通りです。

  2007年 2011年 2015年 2018年 2020年
下落幅 -24.8 -8.6 -14.3 -26.4 -51
下落率 -61% -20% -17% -22% -38%

(単位:米ドル)

約30%下落を想定して運用すれば問題ないと思っていましたが、コロナショックを経験し、それでは足りないと実感しました。

一般消費財株の下落幅をみると40~50%の下落に耐えられる設定であれば、大きな下落には耐えられると想定できます。

一般消費財株の設定情報

コロナショックによりETF・CFDはすべて損切りしました。

損切りする前は一般消費財株は以下の設定で自動売買を行っていました。しかし、3月にすべてのポジションを損切りし、確定損失-35,998円

2ドル間隔(買)

  • 注文する間隔:2ドル間隔
  • 注文本数:8本
  • 購入単位:3
  • 決済ルール:2ドル上がったら決済
  • 損切りルール:40ドル下がったら損切り

ロスカットされないためのリスク管理・必要資金の計算方法

リスク試算表を使ってそれぞれの設定で必要資金、最大含み損を計算していきます。

運用中の自動売買の必要資金はいくら?

現在、一般消費財株の自動売買は運用していません。以前運用していた2ドル間隔/3単位の自動売買の必要資金です。

設定間隔 必要資金の目安 最大含み損
2ドル間隔 150,000円 -91,080円

必要資金の計算方法

以前運用していた2ドル間隔/3単位の自動売買で必要な資金を計算します。一番高値の約30%である40ドルの下落まで耐えられるよう、損切りは-40で設定し、一般消費財株の価格が84ドルまで下落した時点での含み損合計を計算しました。

価格 購入単位 含み損
(84$の時)
損切価格
(-40$)
必要証拠金
(暫定値)
124 3 -120 84 -7,500
122 3 -114 82 -7,500
120 3 -108 80 -7,500
118 3 -102 78 -7,500
116 3 -96 76 -7,500
114 3 -90 74 -7,500
112 3 -84 72 -7,500
110 3 -78 70 -7,500
合計 24 -792$ - -60,000
  1. 最大含み損:-792ドル(-91,080円)
  2. 必要証拠金:-60,000円
  3. 必要資金の目安:91,080 + 60,000=151,080円以上

※USD/JPY=115円で計算しています。

リスク試算表から151,080円以上あれば約30%(40ドル)の下落に耐えられます

コロナショックでは高値132.73から安値81.74まで短期間で38%下落しました。-40ドルで損切りの設定では、6本の損切りが発生(約8万円の損失)は発生していたでしょう。早めの損切りと損失はあまり変わりませんが。。。。

損切りが発生しないようにするためには、-40ドルでは十分ではなかったと言えます。高値は132ドルでしたので、損切り幅を見直す必要もありました。

次回自動売買の運用をスタートする時には、きちんと損切り幅40~50%のルールを守って運用したいと考えています。

一般消費財株は実際にいくら稼ぐのか

ETF自動売買の運用利益はこちらにまとめています。

一般消費財株の自動売買のまとめ

コロナショックを経験し、30%の下落幅ではリスク管理が足りないということもわかりました。

一般消費財株は、他のセクターと比較して、大きな下落後も回復が早いです。コロナショック前の高値もあっさり更新してしまいました。

やはり、自動売買は継続できるかどうかにかかっていると実感。株価はいずれ戻るのです。多少損切りしたとしても、自動売買を続ければ、利益を生み続けることができる。コロナショックは良い教訓でした。

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