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【FTSE100】CFDのリピート売買で「売買利益」と「配当」両方得る方法

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FTSE100CFD

イギリスを代表する株価指数であるFTSE100のCFDを活用した、リピート系自動売買の運用方法についての記事です。FTSE100はメリットが多く、自動売買するCFDの中でも私はおすすめの銘柄だと思っています。

コロナショックでいったん損切りをしましたが、時期をみて再開するつもりでいます。

コロナショックの教訓を活かして、設定や考え方も見直しました。FTSE100CFD自動売買のメリット、設定方法、必要資金などを紹介しつつ、「売買利益」と「配当」の両方を得る方法について解説していきます。

FTSE100CFDを自動売買で運用するメリット

まず、私がメリットに感じている点は以下の3点です。

  1. 少額から運用できる
  2. 配当の利回りが高い
  3. 世界で活躍している企業に投資できる

FTSE100とは、イギリスを代表する株価指数です。ロンドン証券取引所に上場している時価総額が大きい100銘柄で構成されています。

FTSE100に投資することで、イギリスだけでなく世界で活躍しているグローバル企業に投資ができるのです。FTSE100を構成している銘柄の多くは、イギリス経済だけに依存しておらず、世界的に有名な企業なのです。時価総額上位の企業にはHSBCホールディングス、ロイヤル・ダッチ・シェル、ユニリーバなどがあります。

少額から運用できる

2020年1月現在で、FTSE100の価格は7500、日経225は24000くらいです。必要証拠金を計算すると、FTSE100は日経225の約半分になります。少額から運用をスタートしたい人にはおすすめなのです。

FTSE100を1枚買うのに必要な証拠金は
店頭CFD:約11,000円
くりっく株365:約26,000円

日経225を1枚買うのに必要な証拠金は
店頭CFD:約24,000円
くりっく株365:約53,000円

FTSE100CFDの過去の配当実績

FTSE100には配当金の魅力もあります。株価指数ですが、株式のように保有しているだけで、配当金を得ることができるのです。

FTSE100はCFD銘柄の中でも配当利回りが高いCFDです。過去の年間配当実績はいくらくらいなのでしょうか。過去2年間の実績を調べました。

CFD 2018年 2019年
GMOクリック証券 37,110円 34,680円
くりっく株365 22,216円 23,142円

※クリック株は1枚あたりの配当金で、GMOは10枚あたりの配当金です。
※クリック株は配当金から金利相当額を引いています。

ポジションを保有するだけで、配当金が得られるのはメリットです。ETFやその他CFDは保有することで、金利相当額がマイナスされて、長期保有するとそれが負担になってきます。FXでいうとマイナススワップのような感覚です。

自動売買ではポジションを持って、決済する価格になるまでしばらく保有し続けます。それが長期的に塩漬けになることもしばしばあります。その時に、配当金を受け取りながら待ち続け、最終的に決済するという「売買利益」と「配当」の両方を得るのです。

配当金狙いで定期的にFTSE100を積み立てる運用法もよく見かけますが、私は自動売買のように、7400、7350、7300と少しづつ買い下がって、値上がりするまで配当金をもらいつつ、値上がりしたら売って売買益を得るという方法のほうがいいと考えています。

【ポジションを10本保有したままと、自動売買した場合を比較してみる】

GMOクリック証券のFTSE100CFDを2019年に一年間運用したとします。ポジションを保有したままの場合と、自動売買で運用した場合を比べてみます。ポジション数は10本とし、含み益や含み損は計算に入れません。

配当金のみの場合

10本のポジションを一年間保有すると配当金の合計は34,680円。配当金は値下がり傾向にあり、今後もこの水準がもらえるという保証はありません。

配当金と売買益の両方の場合

50ポンド幅、注文数10本で自動売買を運用した場合をシミュレーションすると、決済益が約41,400円+配当金。(およそ60回の決済が発生。1回の決済益は約690円)

2019年だけの比較ですが、おそらく自動売買の運用のほうが利益が大きくなる可能性が高いです。もちろん、長期間保有し続けたことによってFTSE100が値上がりして含み益が大きくなるかもしれませんが、そういった願望だけで運用はしたくないので考慮しません。同じ10本のリスクを抱えるなら、確実に利益を積み重ね、配当金も受け取れる自動売買のほうが信頼できます。

FTSE100CFDのデメリット

メリットばかり上げてもダメなので、私が感じるデメリットも2点紹介します。

  1. 取引時間が短い
  2. 為替の影響をうける

FTSE100の取引時間はイギリス市場がオープンしてからになるので、16:00〜翌6:00です。日経225やNYダウは朝から取引できるので、比較すると、取引時間が短い分利益を生む機会が減ります。

店頭CFDの場合、ポンドが円高になると利益が減ります。同じ50ポンド間隔の利益でも1ポンドが140円の時から120円の時では100円利益が減ります。くりっく株365の場合は、証券会社が為替リスクを負担する仕組みなので、為替レートは影響しないのですが、実際は、スプレッドや手数料に加味されているような気はします。

FTSE100の20年長期チャート

FTSE100の長期チャート

(単位:ポンド)

自動売買を運用するときは長期チャートをチェックして、どれくらい下落するのか把握します。FTSE100は20年間で約50%の下落が2回もありました。

最大の下落は2000年から約3年かけて-53%下落しました。日経平均は-63%なので比較すると下落率は小さめといえます。

今年、2020年のコロナショックでは、わずか1ヶ月ちょっとの期間で高値7,547から安値4,841へ35.8%急落が発生しました。その後2020年5月末時点では6,000を超えるまでに回復しています。

3月の急落で一括損切りしたことが悔やまれてなりません。

長期チャートを見るとわかりますが、為替と違って株価は、下がってもまた上昇していきます。長期では上昇するものだと実感しました。余裕のある設定を心がけ、急落時も自動売買を継続できる。これが重要だと実感しています。

FTSE100CFD自動売買の設定方法

FTSE100の自動売買を行うためには株価指数CFDを活用します。株価指数CFDには、くりっく株365と店頭CFDがありますが、私は少額で運用をスタートしたいので、店頭CFDであるGMOクリック証券の「イギリス100CFD」を活用しています。

くりっく株365のFTSE100の場合は、最低取引単位がGMOの約10倍と大きいので、必要資金が増えても問題ない場合は、くりっく株365でもいいと思います。

ここで言う「自動売買」というのは、イフダン注文を自動でリピートして、設定した値段で売買を繰り返す運用のことです。

GMOクリック証券の場合、完全自動売買ではないので、手動でイフダン注文(IFD)を出さなくてはいけません。決済後は自動でリピートしてくれるわけではないので、再度注文を出します。少し手間ですが、私の設定では問題なく運用できています。頻繁に約定するような細かい間隔の設定だと、面倒に感じるかもしれません。

イフダン注文(IFD)とは

新規の指値注文、その後の決済注文の2つを同時に発注することをIFD注文と言います。
①2000ポンドで買う 約定したら ②2500ポンドで売る という流れを一本の注文で出します。

①と② に追加で、約定後に価格が下がったら1000ポンドで損切るという③逆指値注文も追加して、3つを同時に発注することをIFD-OCO注文といいます。

過去の下落幅から自動売買の設定を考える

自動売買の設定を考えるときに、FTSE100の過去の下落幅を参考に、いくらの下落に耐えられる設定にするか決めていきます。

必要資金を計算するために、下限を決める必要があるからです。

FTSE100は、約20年間で大きい下落は6回ありました。その時の下落幅は表の通りです。

  2000年 2008年 2011年 2015年 2018年 2020年
下落幅 -3,600 -3,200 -1,300 -1,600 -1,350 -2,700
下落率 -53% -49% -21.5% -22.8% -17% -35.8%

(単位:ポンド)

過去の最大下落幅を参考にするのがベストです。以前は、資金効率が悪くなるという理由から、最大下落幅は20~25%の想定で運用をスタートすれば十分と考えていました。

しかし、今回のコロナショックを教訓にした場合、そんなのでは甘い!ことがわかりました。40~50%の下落に耐えられる設定でなければ、安心して長期的運用はできないという考えに変更しました。

FTSE100は日経平均より下落率は小さめだとも思っていましたが、それも違うと思いなおしています。

FTSE100の最大下落率は53%
下落率40~50%に耐えられる設定じゃないと安心できない

予算から売買する間隔・本数を決める

注文間隔は狭くすると必要資金が増えて、利益も増えます。間隔を広くすれば、必要資金は少なくてすみますが、利益も少なくなります。

自分の予算に合わせて注文間隔・本数を決めるのですが、必要資金の考え方は「必要資金の計算方法」で詳しく説明します。

まず、FTSE100の価格6,500から5,600の間に、100間隔で設定する場合を説明していきます。

100ポンド間隔(買)

  • 注文する間隔:100ポンド間隔
  • 注文本数:10本
  • 購入単位:1枚
  • 決済ルール:100ポンド上がったら決済
  • 損切りルール:2,500ポンド下がったら損切り

GMOクリック証券で運用する場合、購入する最小単位(1枚)は株価×0.1×ポンドで計算します。そのため、為替によって損益が変わってきます。100ポンド間隔の場合、GBP/JPYが135円とすると、1回の決済利益は100×0.1×135=1,350円です。その点「くりっく株365」は為替リスクがなく、すべて円で計算できるので便利です。

下落幅である損切りルールは、スタート価格6,500の約40%である2,500にしています。

100ポンド間隔の必要資金は?

上記の設定をGMOクリック証券で自動売買運用した場合の必要な資金目安です。

設定間隔 必要資金の目安 最大含み損
100間隔 10本 440,000円 -276,750円

※GBP/JPY=135円で計算しています。

一番高値から40%の下落するまでロスカットされずに堪えるには、440,000円必要と計算できました。

必要資金が予算内におさまれば問題ないです。おさまらない場合は、まず間隔を広げたほうがいいです。本数もある程度は減らせますが、減らしすぎるとすぐに設定範囲を超えてしまいますので、注意が必要です。

①設定を考えたら予算内でできるか必要資金を計算。
②予算オーバーなら、間隔を広げたり本数を減らしたり調整。

設定方法の重要ポイント

重要ポイントは自分が安心して運用を続けられる設定かどうか。

私の設定や必要資金はあくまでも目安です。40%も下落することは滅多にないから、10%で十分と考えて、間隔を狭くして利益を増やすこともできますし、安心して運用を行いたいから50%でも耐えられるようにしたい人もいるでしょう。

ここが利益とリスクのせめぎ合いで、難しいところでもあります。私は過去に不安に耐えられず何度も無駄な損切りをしたり、強制ロスカットを経験しているので、長期的な期間での大きな下落を参考にしています。

大きな下落はいずれ起こると想定していたほうがいいです。

下落したときでも安心して運用を続けられる設定かどうか、自分で納得してからスタートしてください。

必要な資金の計算方法

いくらまで耐えられる設定か決める
その時の最大含み損を計算する

FXなどレバレッジ商品の自動売買では、いくらまで耐えられる設定にするかを決めて、その時の最大含み損と必要証拠金の合計以上を目安に必要資金を計算しています。

6500から100ポンド間隔で10本の注文を出す場合で必要資金を計算してみます。
【いくらまで耐えられる設定か】については、一番高値の価格から約40%である2,500ポンドの下落まで耐えられるような設定です。その場合、損切りは-2,500で設定します。

以前は25%の下落で設定を考えていましたが、コロナショックを経験してから考え方を見直しました。

GMOクリック証券の場合

私が活用しているGMOクリック証券の場合は、他社と証拠金ルールが異なっており、必要資金の計算には注意が必要です。GMOでは、ポジションごとにロスカットレートを設定し、そこまで耐えられる含み損を加味した任意証拠金が必要証拠金に追加され、拘束証拠金として拘束されます。(セーフティーバブルシステム)

任意証拠金は含み損の代わりだと思えばいいのですが、新規取引を行うための取引余力が、拘束証拠金だけでなく、その時の含み損も合わせて差し引かれてしまうので、ポジションを追加していくためには含み損分がダブルで必要になるというイメージです。

必要証拠金の計算方法

【価格】×【枚数×0.1】×ポンドレート×【0.1(証拠金率10%)】

任意証拠金の計算方法

(【価格】-【損切価格】-【ロスカット幅※】)×【枚数×0.1】×ポンドレート
※ロスカット幅とは、GMOクリック証券が銘柄ごとに設定している数値です。HPに公開されています。

価格 含み損
(5,600の時)
損切価格
(-2,500)
任意証拠金 必要証拠金
6,500 -12,150 4,000 -29,585 -8,775
6,400 -10,800 3,900 -29,585 -8,640
6,300 -9,450 3,800 -29,585 -8,505
6,200 -8,100 3,700 -29,585 -8,370
6,100 -6,750 3,600 -29,585 -8,235
6,000 -5,400 3,500 -29,585 -8,100
5,900 -4,050 3,400 -29,585 -7,965
5,800 -2,700 3,300 -29,585 -7,830
5,700 -1,350 3,200 -29,585 -7,695
5,600 0 3,100 -29,585 -7,560
合計 -60,750 - -295,850 -81,675
  1. 含み損:-60,750円(5,600の時)
  2. 必要証拠金:-81,675円
  3. 任意証拠金:-295,850円(-2,500に耐えるため)
  4. 必要資金の目安:60,750 + 81,675 + 295,850=438,275円以上

※GBP/JPY=135円で計算しています。
※ロスカット幅は308.5で計算しています。

先ほどの必要資金に書いたように、440,000円以上あれば約40%(2,500ポンド)の下落に耐えられるという計算になります。

任意証拠金がない他社の場合より、約8万円多く必要になりました。

クリック株365の場合

同じ設定でクリック株365で運用した場合を計算してみます。同じ設定でも、1枚の取引単位がGMOの時の10倍になるので必要資金は増えてしまいます。

クリック株365の場合は、円で計算できるのでポンドのレートを考えなくていいのと、必要証拠金が安いのがメリットです。

必要証拠金の計算方法

証拠金基準額は東京金融取引所で決定されます。計算はできません。
2020年6月1日時点でFTSE100の証拠金は46,280円でした。

含み損と利益の計算方法

FTSE100が100上がったときの決済利益
100×100=10,000円
2500下がった時の含み損
-2500×100=-250,000円

価格 含み損
(4,000の時)
損切価格
(-2,500)
必要証拠金
6,500 -250,000 4,000 -46,280
6,400 -240,000 3,900 -46,280
6,300 -230,000 3,800 -46,280
6,200 -220,000 3,700 -46,280
6,100 -210,000 3,600 -46,280
6,000 -200,000 3,500 -46,280
5,900 -190,000 3,400 -46,280
5,800 -180,000 3,300 -46,280
5,700 -170,000 3,200 -46,280
5,600 -160,000 3,100 -46,280
合計 -2,050,000 - -462,800
  1. 最大含み損:-2,050,000円(4.000の時)
  2. 必要証拠金:-462,800円(2020/6/1時点)
  3. 必要資金の目安:2,050,000 + 462,800=2,512,800円以上

クリック株365はGMOクリック証券のCFDより取引単位は10倍ですが、必要資金は10倍にはならず、約6倍の250万円でした。証拠金が安いのが主な要因です。高額な資金を用意できるのであればクリック株365の方が資金効率がいいと思いました。

いくらまで耐えられる設定にするか決めたら、その時の最大含み損と必要証拠金を計算する
GMOクリック証券の場合、任意証拠金と最安値ポジションでの含み損を計算しないといけない

大きく下落してしまった場合の対処方法

株価が大きく下落してしまった場合に私が考える対象法について紹介します。

設定を超えて下落してしまった場合

自動売買スタート後に、株価が設定している範囲を超えて下落してしまうことはよくあります。自分の設定した範囲で上がったり下がったりしてくれれば最高なのですが、そうもいきません。

選択肢は二つ
資金に余裕があれば自動売買を追加する
資金に余裕がなければ、そのままじっと我慢

ポジションは塩漬けにはなりますが、FTSE100CFDの場合、保有していれば配当金が入りますから、いずれ戻ると信じて保有します。配当目的の運用と同じと考えればいいのです。
この時、どこまで耐えられる設定にしているかで心理状態は左右されます。

損切り価格まで暴落した場合

数年運用していると、損切り価格まで下落してくることもあるでしょう。そんな暴落時、たいてい冷静ではいられません。その時の対処法は運用成績を左右します。だからこそ、損切り価格は慎重すぎるくらいの設定がいいのだろう思うのです。

コロナショックでの私の行動

コロナショック以前の設定では、FTSE100の価格が7400から25%下落した5400に、損切りスタートを設定していました。それなのに、そこに到達する前に怖くなって【5,905.5】ですべてを損切りしてしまったのです。

わずか1ヶ月の短期間でここまで高値7,547から安値4,841まで下落するのは想定外でした。すくなくともここまで下落するには1~2年はかかると想定していたのです。

2020年の5月末時点でFTSE100は、4,841から反発し6,000を超えるくらいに戻っています。

今考える、とるべき行動

やはり、25%の下落に耐えられるという設定の甘さが一番の反省点です。損切り幅は過去の暴落幅を参考にし、40~50%以上にして余裕を持たせるべきでした。

そして、損切り価格に到達したとしても、一番高値のポジションから計画どおりに一本ずつ損切りして、相場が反転するのを待つべきだったと思っています。

損切りした後は、可能であれば追加資金を投入して安いポジションを追加していけたらベスト。40~50%の損切り価格を下回っているということは、かなり安値になっているはずですから、ここで買わないのはもったいないのです

暴落しても株価はいずれ反発します。自動売買を途中でやめずに運用を続けることが大事。どんな相場でも運用を続けることができる設定にすることが重要だと思いました。

暴落しても、運用を続けられるかどうかが成功を左右する
後から資金を追加できるくらい、余裕を持った運用がベスト

FTSE100CFDは実際にいくら稼ぐのか

2019年は短い期間の運用でしたが、FTSE100CFDは50ポンド間隔の自動売買なら月間7,000円くらい稼ぎます
FTSE100CFDが今までに稼いだ利益についてはCFD・ETF自動売買の運用利益にまとめています。

FTSE100CFDの自動売買のまとめ

FTSE100CFDは株価指数CFDの中で配当利回りが一番高い銘柄です。1枚の価格が他より安いので、少額で運用できて初心者でも始めやすいというメリットもあります。

コロナショックでは一括損切りをしましたが、40~50%の下落にも耐えられる設定に見直して、時期をみて運用を再開したいと考えています。再開した場合は、利益や設定などブログで紹介していきます。

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