3月5日にコロナショックによる下落率をまとめたのですが、それ以降さらに下落したので再度集計しました。
コロナショックはこれで終わりかわからない・・・と書いていたように、やはりそれでは終わりませんでした。3月の後半にかけてさらに株価は大暴落。
現時点(2020年5月30日)では、株価や為替はかなり反発してきています。これでコロナショックは終わりなのでしょうか?
株と為替、コロナショックでどれくらい下落でした?
株式の下落率
私が運用しているものを中心に、各株価指数が2020年2月の高値から3月の安値まで、どれくらい下落したのか集計しました。
下落率ナンバーワンは【ナスダック100トリプル】
やはり、ナンバーワンはナスダック100トリプルですね。ナスダックの3倍の動きをするのですから、暴落も3倍です。-72.8%という驚異的な下落率した。
その他ではドイツ株価指数が結構下落が大きかったんだなとわかりました。
下落率が一番小さかったのは、【日経225】と【ナスダック100】
ナスダック100の下落率が小さかったのは意外でした。日本より、アメリカやヨーロッパのほうが下げがきつかったようです。
銘柄 | 下落率(2月末) | 下落率(3月末) |
日経225 | -13.17% | -32.6% |
NYダウ | -16.53% | -38,4% |
FTSE100 | -14.40% | -35.8% |
DAX | -15.72% | -40.1% |
S&P500 | -15.84% | -35.4% |
ナスダック100 | -16.00% | -32.6% |
ナスダック100トリプル | -43.18% | -72.8% |
一般消費財株(米国株ETF) | -15.22% | -36.2% |
公共事業株(米国株ETF) | -14.63% | -38.9% |
金融株(米国株ETF) | -17.24% | -44.3% |
為替の下落率
為替の場合、通貨ペアによってショック相場では、下落するものと上昇するものがあります。2020年2月と3月の高低差を出しました。
基本的にリスクオンでは円高になることが多いので、ドル円、クロス円通貨は値下がりします。
下落率ナンバーワンは【AUD/JPY】続いて【AUD/USD】でした。
上昇率ナンバーワンは【EUR/AUD】続いて【EUR/GBP】でした。
このように為替は通貨ペアで動きが異なるので、組み合わせることでリスクヘッジになるのがよくわかります。
ほとんどのクロス円は、3月で底打ちして反発したのですが、トルコリラは5月まで下落が止まりませんでした。
銘柄 | 下落率(2月末) | 下落率(3月末) |
USD/JPY | -4.78% | -9.72% |
AUD/JPY | -6.89% | -19.6% |
NZD/JPY | -6.67% | -16.6% |
EUR/JPY | -2.30% | -4.34% |
CAD/JPY | -5.77% | -12.9% |
CHF/JPY | -2.56% | -4.15% |
GBP/JPY | -5.52% | -14.4% |
TRY/JPY | -6.93% | -11.8% |
AUD/USD | -5.06% | -18.7% |
NZD/USD | -4.71% | -15.9% |
EUR/USD | 3.63% | -4.15% |
GBP/USD | -3.48% | -13.5% |
EUR/AUD | 6.45% | 22.9% |
EUR/CAD | 5.03% | 12.1% |
USD/CAD | 1.86% | 11.1% |
USD/CHF | -3.37% | -6.63% |
AUD/NZD | 1.99% | -4.83% |
EUR/GBP | 5.56% | 14.6% |
コロナショックでわかったこと
2月を超える3月の急落を経験し、自分の自動売買の設定を見直すきっかけになりました。運用資金に対してリスクを過剰に取りすぎていることを痛感しました。
コロナショックでわかったこと
- 株式相場で30%の下落は短期間で発生する
- 30%の下落が実際に起きるとパニックになる
- ナスダック100トリプルの運用にはレバレッジ1倍くらいがいい
- 豪ドルの下落幅は他通貨と比べて大きい
30%の下落に耐えらる設定にしていても、実際に下がってくると自分が冷静でいられないことがわかりました。もっと余裕をもっていないと私は運用を続けられないのだなと。。。
ナスダック100トリプルについては、少しなめていました。値動き半端ないです。この銘柄はレバレッジをかけない運用でないと長続きしないと思います。
為替は株ほど変動しませんでしたが、やはり豪ドル、トルコリラの売られ方は毎度大きいですね。私の自動売買では、豪ドルの比率は高めなので気を付けないといけないですね。
このようなショック相場は今後も必ず発生します。コロナショックが長期化して、もっと値下がりする可能性もあります。
もし、今回のショックで証拠金がギリギリになり、苦しいような場合は、暴落後の反転時に少しポジションを軽くして、設定を見直してみたほうがいいです。
CFDとETFはすべて3月に損切りしましたが、日経225CFDとナスダック100トリプルは、設定を見直して、現在は運用を再開しています。
今後も退場することなく運用が継続できるようがんばりましょう!