トライオートETF

トライオートETF【S&P500】の運用(運用停止中)

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S&P500ETF

SPDR ®S&P 500®(以後、S&P500ETF)は、アメリカを代表する株価指数であるS&P500に連動するETFです。S&P500とは世界的に有力な企業500社、アップル、フェイスブック、ジョンソン&ジョンソンやコカ・コーラといったアメリカの有名企業で構成されています。

S&P500ETFはETFの中でも歴史が古く規模も最大です。アメリカ有名企業すべてに投資するのと同様の効果が得られるETFなのです。S&P500ETFの自動売買設定や運用成績を紹介していきます。

S&P500ETFの自動売買ができるのはインヴァスト証券のトライオートETFです。

S&P500ETFの20年長期チャート

S&P500ETF長期チャート

(単位:米ドル)

S&P500ETFの長期での動きは、リーマンショック時に57%ほど大きく下落した以外は、ほぼ右肩上がりの上昇トレンドです。

そして2020年のコロナショックでは約1か月で36%急落しました。

約15~20%下落を想定して運用すれば問題ないと思っていましたが、コロナショックを経験し、それでは足りないと実感しました。

しかし、そんなコロナショックでも長期チャートを見るとわかりますが、為替と違って株価は、下がってもまた上昇していきます。長期では上昇するものです。この株価の特性を考慮して、自動売買でも基本は「買い」のみで、損切りはリスク管理のために設定するだけで、損切りはしない前提で運用を行っています。

S&P500ETFはどれくらい変動するのか

ETFの自動売買をするときに、運用するETFがどれくらい下落するのか知っておくと便利です。リスク管理で必要資金を計算するために、いくらの下落に耐えられる設定にするかを考える必要があるからです。

私の場合、ETF自動売買ではだいたい30%の下落幅を目安に設定をしていましたが、コロナショック後の今、それではちょっと足りないと考えています。

S&P500ETFは、約20年間で大きい下落は5回ありました。その時の下落幅は表の通りです。

  2000年 2008年 2015年 2018年 2020年
下落幅 -72.1 -90.3 -33 -60.8 -120
下落率 -47% -57% -15% -20% -36%

(単位:米ドル)

S&P500ETFの下落幅をみると40~50%の下落に耐えられる設定であれば、大きな下落には耐えられると想定できます。

S&P500ETFの設定情報

コロナショックによりETF・CFDはすべて損切りしました。

S&P500ETFは4ドル間隔で2単位づつの自動売買を運用していました。しかし、3月にすべてのポジションを損切りし、確定損失-65,041円

利益を取り戻すべく、新たな設定で再度スタートしました。かなり慎重な設定なので、利益も少なくなります。

10ドル間隔(買)

  • 注文する間隔:10ドル間隔
  • 注文本数:13本
  • 購入単位:1
  • 決済ルール:10ドル上がったら決済
  • 損切りルール:130ドル下がったら損切り

ロスカットされないためのリスク管理・必要資金の計算方法

リスク試算表を使ってそれぞれの設定で必要資金、最大含み損を計算していきます。

運用中の自動売買の必要資金はいくら?

現在、S&P500ETFは10ドル間隔/1単位の自動売買を1セットのみの運用です。利益が貯まってきたら、自動売買を追加していく予定です。

設定間隔 必要資金の目安 最大含み損
10ドル間隔 190,000円 -104,650円

必要資金の計算方法

以前の4ドル間隔/2単位の自動売買で必要な資金は23万円と計算していました。一番高値の約25%である80ドルの下落まで耐えられるよう、損切りは-80で設定し、S&P500の価格が228ドルまで下落した時点での含み損合計を計算しました。

4ドル間隔/2単位

価格 購入単位 含み損
(228$の時)
損切価格
(-80$)
必要証拠金
(暫定値)
308 2 -160 228 -12,800
304 2 -152 224 -12,800
300 2 -144 220 -12,800
296 2 -136 216 -12,800
292 2 -128 212 -12,800
288 2 -120 208 -12,800
284 2 -112 204 -12,800
280 2 -104 200 -12,800
合計 16 -1,056$ - -102,400
  1. 最大含み損:-1,056ドル(-121,440円)
  2. 必要証拠金:-102,400円
  3. 必要資金の目安:121,440 + 102,400=223,800円以上

※USD/JPY=115円で計算しています。

しかし、株価は上昇していきます。運用続けるうちに、当初の300ドルから330ドルまで上昇し、80ドルの下げ幅では対応できなくなっていました。

そこにコロナショックです。当然余裕はなくなり、精神的にもパニックになり、すべて損切りを実行しました。

余裕のある設定でないと運用は続けられないと実感し、今の設定10ドル間隔に変更しました。必要資金はあまり変わりませんが、対応範囲はだいぶ広がっています。

10ドル間隔/1単位

価格 購入単位 含み損
(200$の時)
損切価格
(-130$)
必要証拠金
(暫定値)
330 1 -130 200 -6,400
320 1 -120 190 -6,400
310 1 -110 180 -6,400
300 1 -100 170 -6,400
290 1 -90 160 -6,400
280 1 -80 150 -6,400
270 1 -70 140 -6,400
260 1 -60 130 -6,400
250 1 -50 120 -6,400
240 1 -40 110 -6,400
230 1 -30 100 -6,400
220 1 -20 90 -6,400
210 1 -10 80 -6,400
合計 13 -910$ - -83,200
  1. 最大含み損:-910ドル(-104,650円)
  2. 必要証拠金:-83,200円
  3. 必要資金の目安:104,650 + 83,200=187,850円以上

※USD/JPY=115円で計算しています。

19万円でマイナス130ドルの下落に耐えられる設定を考えましたが、この10ドル間隔でどれくらい利益が出せるのか、今後検証していきます。

S&P500ETFは実際にいくら稼ぐのか

ETF自動売買の運用利益はこちらにまとめています。

S&P500ETFの自動売買のまとめ

S&P500はアメリカを代表するメジャーな株価指数です。運用初心者はこれを買っておけば間違いないとも言われる指数です。S&P500はコロナショックで、一ヶ月で36%下落したので、最低でもそれくらいには耐えられる運用が必要だと考えます。

以前より設定を低リスクに変更しましたが、利益率はどれくらいになるのか、運用して検証していきます。

S&P500は長期的には右肩上がりなので、株価が上昇したら設定も見直すことも重要です!

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